物件の選び方・チェック方法

【家の選び方】マイホーム購入に失敗する人がやってしまう3つの間違い

2021-03-22

こんな方向けの記事です

  • 住宅購入に失敗する人がやっている間違いを知りたい
  • マイホーム購入でチェックすべきポイントを知りたい
  • 失敗を防ぐために住宅購入者がすべきことを知りたい

不動産を買って後悔した…。住宅購入なんてするんじゃなかった…。残念ながら、こういう声はいまだになくならないのが現実です。

ここでは、住宅購入に失敗する人が陥りがちな間違った考え方を、不動産エージェントが分かりやすく解説します。この記事を読むことで家を買って失敗するリスクを大きく減らせるでしょう。

この記事を読むメリット

  • 住宅購入に失敗する人の3つの間違った考え方がわかる
  • なぜ不動産購入に失敗する人が絶えないのか、その理由も分かる
  • 実際に家を買う時に、お客さんの立場でやるべきことも分かる

 

【結論】一部分を切り取って判断すると住宅購入に失敗する

イホーム購入に失敗する人がやってしまう間違い、結論から言えば「一部分を切り取って判断してしまうこと」です。

具体的には、以下のように目の前の状況だけを見て判断してしまう傾向にあるのです。

  1. 今この瞬間だけで判断。将来の状況を考えない
  2. 目に見える事実だけで判断。隠れた部分は考えない
  3. 自分の頭だけで検討。他人や専門家の意見は無視

言葉だけ見ると「自分はそんなことしていない」「関係ない」と思うかもしれませんが、意外と多くの人がやってしまっています。それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

①今この瞬間だけで判断。将来の状況を考えない

家を買う時に、売ることを考えない ⇒ 住み替えできなくなる

一般的に、不動産は長期間にわたって使っていくものです。

それを「この家素敵!」と今この瞬間だけの判断で買ってしまうと大きな失敗を生みます。

最も多い失敗が、家を買う時に売ることを考えないケースです。

人によって異なりますが、おおむね10~20年程度すると、引っ越しや住み替えの時期がやってきます。その時、自宅が思うように貸したり売ったりできないことが少なくないのです。

特に郊外の不便な立地に住宅を買った人は、人口も減少し、商業施設もなくなり、バス便も廃止され…と周辺環境が悪化しているエリアは多いです。

を売ろうと思っても買い手がつかず、住み替えすることができないのです。結果として、土地に縛られた人生となり、老後を住環境の悪いところで過ごすことになります。

ですので、家を買う時に、将来の売却を見据えて売れる家かどうか、20年後の姿を思い浮かべながら検証しましょう。「買える家」ではなく「売れる家」を買うくらいの意識が大切です。

 

ライフスタイルの変化を考えない ⇒ 同じ家が住みづらい家になる

買った家に死ぬまで住む、という場合でもライフスタイルが変わるため、住みにくい家に変わることもあります。

例えば、お子さんのために延べ床面積100㎡の広い戸建てを買ったとしましょう。

20年も経てばお子さんは独立します。家の中がガラーンと広くなり過ぎてしまうのです。掃除も面倒になり、外出時の施錠も面倒になります。老後は病院のお世話になることも増えがちです。

病院から遠いところに家がある場合、やはり移動のしやすい駅近のコンパクトマンションに住み替えたいと思うようになるかもしれません。

同じ家でもライスステージによって、住み心地がよくも悪くもなります。長期的な視点で考えたいですね。

 

家計の負担が増えていくことを考えない ⇒ 住宅ローン破産する

住宅ローン返済でも同じです。

「毎月の住宅ローン支払額が家賃と同じ水準だから問題ない」と考え、今この瞬間だけを切り取って「大丈夫だろう」と家を買う人がいます。

しかし考えてみてください。家を買った後に、お子さまが生まれ、教育資金をはじめこれから一気に出費が増えていきます。思ってた状況と家計状況が大きく変わります。

家を買った当時の状況だけで判断すると、最悪、住宅ローン破産する人もいるくらいです。

家を買う時には、一生涯のキャッシュフローを洗い出し、無理のない返済計画を立てることが大切なのです。

 

②目に見える事実だけで判断。隠れた部分は考えない

給排水管など目に見えない設備こそ要チェックポイント

マイホームを見る場合、気になるのはやはり内装ではないでしょうか。

特に、システムキッチンや浴室など、目に見える設備だけ確認して購入判断して失敗することがあります。

こういった設備も大事ですが、不動産購入において本当に確認すべきは目に見えない(または目立たない)ところなのです。

例えば家の重要設備である給排水管。最後に取り換えられたのはいつか、次回の更新時期はいつ頃で、どれくらい費用が掛かるのかは要チェックです。

尚、住宅設備は数多くあります。床暖房、食洗器、床下収納、浴室テレビ、ミストサウナ、天窓(トップライト)、シャッターなどいろいろな便利設備もあり、ついあれもこれも欲しいとなる時があります。

しかし本当に自分に必要かどうかをしっかり検討し、「あったらいいな・便利そうだな」は「なくても困らないな・なんとかなるな」と同じ意味であると冷静に考えましょう。

 

風雨にさらされる屋根や外壁は家を守る重要部分。床下や屋根裏も確認

室内に目が向きがちですが、家は屋根と外壁が最重要部と言っても過言ではありません。最も家の劣化を左右する部分です。

風雨に直接さらされる箇所だからです。地味な部分ですが、そういう箇所こそ大切なのです。

例えば外壁で言えば、タイルの欠損はないか、シーリング材の剥がれやひび割れの有無などは要チェックです。

このように“見えない部分”を意識して確認しないと、家を買った後に「水漏れがひどい」「補修しようとしたら高額な費用が掛かると言われた…」とトラブルになってしまうのです。

また、中古戸建であれば壁の中に断熱材がきちんと施工されているかも重要ポイントです。見えない部分ですが、これは建物の断熱性能に関わり、家の快適さや光熱費、健康状態にさえ関わってきます。

床下や屋根裏も目立たないところですが、水漏れやシロアリの発生有無を確認する上で重要ポイントです。

 

③自分の頭だけで検討。他人や専門家の意見は無視

専門家を頼らない ⇒ 隠れたリスクを見逃してしまう

多くの人にとって、住宅を購入するというのは人生で頻繁に繰り返すものではありません。

そのめったにない経験において、自分一人の頭で考えて判断を下すのはリスクを含みます。

例えば上の例でも出たように、一人で結論を出してしまうと、将来売れない家を買ったり、住宅ローンに苦しめられるマイホーム、欠陥住宅などを買ってしまう可能性があります。

そのためにも、専門家を交えて購入判断をすることが安全です。

例えば、資産性や将来の売りやすさ(流動性)の検証、FP(ファイナンシャルプランナー)などお金の専門家による家計診断、建築士による建物状況調査(インスペクション)や耐震診断など、複数の専門家を頼ることは有意義なことです。

 

独りよがりのこだわり ⇒ 将来の買い手・借り手を遠ざける

また、将来売ったり貸したりする可能性を考えるならば「独りよがりな」家は避けるべきでしょう。

家にこだわりを持つのはもちろん悪いことではありません。

ただし、自分の好みにこだわり過ぎた場合には、将来の買い手や売り手は敬遠します。

例えばカフェ風の家を作ったり、一面ガラス張りの家を買ったりといったケースがあります。自分がお金をかけたほど他人は評価してくれず、金銭的には大きな損失を生むケースがあるのです。

ですので、自分一人よがりではなく「世間一般に受けるかな?」と少し他人視点を入れるもの考えたいですね。

 

ゴリゴリ営業する不動産屋で家を買った人が失敗する理由

不動産を買って失敗した…という声はいまだに後を絶ちません。

特に、電話営業をガンガンかけ、内覧したらすぐに契約を迫るようなイケイケの仲介業者を通じてマイホームを買った人は、後悔してしまうことが多くあります。なぜでしょうか?

それは、まさにここで説明した「今この瞬間だけで判断させ」「目の前にある事実だけ示し」「自分一人だけで考えさせる」営業を行っているからです。

内覧したら「奇麗なシステムキッチンです!」と目の前の設備を過度にアピールし、「今決めてください!すぐ申し込みましょう」と急かし、他の人に相談しますと言ったら「その間に売れちゃいますよ」と即決を促す。

今この瞬間、目の前の奇麗な家を見せて、気持ちを高揚させる営業をしてきたら気を付けましょう。

そういったゴリゴリ営業の不動産仲介業者で家を購入した後、トラブルが発生しても、ほとんどの場合で相手にしてもらえません。

購入者の自己責任として言い逃れされることになってしまい、自分で対処しなければならなくなるのです。

 

調べるのは不動産担当者や専門家。頼れる不動産屋を選ぼう

家を買う前には、将来も含めて検討し、見えない設備こそチェックし、他人視点も取り入れる必要があることがわかりました。

その中で、資産性の検証、建物調査や耐震診断キャッシュフロー表の作成や家計診断など各種検討が必要です。

しかし、これを住宅購入の素人である購入検討者(買主)が行うものでもありません。そもそも、そんなことができる住宅購入者はほぼいません。

だからこそ、不動産仲介会社が必要なのです。不動産のプロとして、リスク評価と適切なアドバイスを行うことこそ、最も重要な仕事です。

逆に言えば、建築士やFP、税理士、土地家屋調査士…など多くの専門家を抱え、専門的な調査やアドバイスができる不動産会社を選ぶことこそ、お客さんがやるべき仕事です。

不動産屋選びさえしっかりしておけば、後は、目の前の奇麗な設備や間取りがライフスタイルに合っているか楽しく内覧すれば問題ありません。その他の難しいことは各担当がしっかりと検討してくれます。

ぜひ、力のある不動産仲介業者をみつけて、失敗のない家探しをしてください。

参考
【不動産屋の選び方】危険な不動産会社に共通する1つの特徴【取引途中でも変更OK】

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まとめ

不動産は、大きなお金が動き、長きにわたって住み続けます。買った土地は動かすこともできません。

将来に大きな影響を及ぼす取引でもあり、慎重に検討するに越したことはないでしょう。特に、今目の前の状況だけで購入を決断してしまっては大きな後悔を生むことに繋がります。

不動産業者はこの点を逆手に取り、その場で気持ちを高揚させて申し込みをさせるケースがありますので、注意しましょう。

そのような失敗をなくすために、住宅購入者ができることは多くの専門家を擁する力のある不動産仲介業者を選ぶことです。ぜひ、将来にわたって満足できる住宅購入をしてください。

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加藤豊

1,000件以上の住宅取引をみてきた不動産エージェント。数多くの住宅相談を受けた経験から、住宅購入の落とし穴や失敗事例、資産価値の見極め方まで「家の買い方」を明快に発信!

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